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休んじまったぜこんばんは。

「ワールドアパート」とガンツも合うと思う。

という訳で(?)突発ガンツ小説。
かっぺ星人編前後とでも。

―――*―――

「読者」

 うおッ、玄野58点かよ。
 スーツ無しでとか信じらんねー。

 「ガンツ」を読みながらバスを待つ。
 30分に1本しか無いのが辛いところだが、今日はさッさと来てくれたみたいだ。
 乗り込んで気付いたが、乗客は俺1人のようだ。

 ガンツ。

 死者を集めて狩りを行う再死へのゲーム。大まかに言えばそんな漫画だ。

 さッきからサイレンが五月蝿い。

 そんな中、玄野や他のメンバーは生き残る為に色々やッてる訳だが、実に面白い「フィクション」だと思う。

 だから、そう。

 俺はもう助からない。下半身が無くなッてしまッている。
 多分崖の上に残ッてる。

 運転手の首が俺の方を向いて転がッている。
 自分の不注意で事故を起こしたクセに不思議そうな顔をしている。

 さッきからサイレンがうるさ

 プツン


「今回は……これで全員か」

「ッんだよここッ! どうなッてんだよッ!」
「あれッ? あれ! あれ、東京タワーじゃねーのかッ!?」

 目を開ける……と言うか視界が戻る。
 足が付いている。それどころか、体のどこも痛みすらしない。

 つーか、こいつらは誰だよ。
 辺りを見回してみると、そこは見覚えのある部屋だった。ガンツだ。
 窓の外には東京タワーが見える。

「なん……だ……これ……」

 呆然とする俺をよそに、部屋にいる人間の1人が大声で話し始めた。見たことのあるコスプレのようなスーツを着ている。

「聞いてくれッ、俺達はこれから宇宙人と殺し合いに行く! ヤバい相手だ! 今度死んだら助からないッ! 初めて来た奴等はスーツを着た奴の指示に従ッてくれッ!」

 後ろの壁にもたれかかッた。と思ったら、滑るようにそのまま尻もちをついてしまッた。壁に触れていない。

「信じられないのも分かるけど……今は何も言わずに従ッてくれ」

 リーダーのような男が、呆然とする俺に話しかけてきた。その容姿は、絵と現実の違いはあるが、彼と一致していた。

「くろ……の……けい?」
「!?」

 男の顔が固まる。正解らしい。

「なん……で……俺の……名前……?」

 持ッていた漫画は送られてこなかッたのだろうか。見当たらない。

「嘘……だろ……マジかよ……」

 分かッた事は、どうやらここがガンツの世界であるという事と、全てが実在しているという事だった。

 まさか……これから俺も「狩り」に参加するのか?

  end
―――*―――

「っ」は必ず「ッ」と書かれてる。
続きはやる気があったら書きます。
無かったら後は読んだ方が妄想するなりしてもらうという事で。
ホントに突発だから。急に思いついただけだから。
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